Vienna International Center
ウィーン国際センターの前で
ようやくIAEAの本部に到着
案内して下さった外務省在ウィーン国際機関日本政府代表部の西前裕司一等書記官とIAEAの安全専門官の森田深氏と細谷通夫氏と本部前で
IAEAの建物の前で
在ウィーン国際機関日本政府代表部 村田真一 一等書記官も会議に参加する。
IAEA事故、緊急センター長代行のエレーナ、ブグロヴァさんの説明を聞く。エレーナさんは実際のトップ。センター長不在の為、エレーナさんが実質の責任者。今回の福島原発事故の時も頑張って24時間体制で対応して下さった専門家。
エレーナさんは旧ソ連時代の事故調査委員会のメンバーで今回もセンター長が不在の為、指揮をとった。事故が起こった時に情報の収集と配布が大切。今回もすぐに各国と定められたコンタクトをとった。173カ国の416ヶ所のコンタクトポイント及び連絡網がある。3月11日も9時間のズレはあったが1時間以内にIECが設置された。さらに1時間毎に日本の保安院と連絡を取り合ったとのこと。それらの情報をマスコミに発表したとのこと。
このエレーナさんが本当に今回の日本の為に頑張ってくれたことがよくわかった。さらに何でもお手伝いをして下さると言って下さった。
私の質問に根気よく丁寧に答えて下さった。原則的な考え方、さらに自分達の立場も明確に説明して下さった。情報の収集と配布、さらに監視を中心としていて、ここが標準値や基準値を作る場所ではないと明快に説明して下さった。
その次にIAEA原子力施設安全部国際地震安全センター、マリッドサマダンさんの話を聞くことができた。サマダンさんは今回の日本への調査団の一員として活動していた。
説明の中で福島のおかれている状況は厳しい。悲劇的であった。そんな中で東電が処理についてのロードマップを作成しているのはいい事だ。只、私は30キロ圏内には行かなかった。との事
このサマダンさんは米国で原子力の仕事に従事していた。そして経験からいろいろな事を説明して下さった。しかし、私達の機関はその国からの要請がなければ動けないとの事。これからも日本からの要請があればどんどん協力していきたいとの事。
.資料も準備して下さって本当に親切に色々な話をして下さった。只、自らは動けないと言う事と標準値をつくる所ではないという他の人と同じ認識を示しておられた。
次に放射線輸送廃棄安全部長のピル、スー、ハーンさんのお話を聞くことができた。さらに専門家のプロールゲハルト氏、とレナテ、ツゥールヴェンスキーさんの専門的な話も聞くことができた。
ここではさらに技術協力、支援を担当しているマー氏(中国人)の方からも説明を受けることができた。ここでいう標準値、基準値とはICRPの数値が基準になっているとのこと。IAEAは定めるところではないという事だった。
責任者であるピル、スー、ハーンさん韓国人だ
レナテ、ツゥールヴェンスキーさん
プロールゲハルト氏
中国人のマー氏、金沢大学で学んだとの事
次にUNSCER(原子放射線の影響に関する国連科学委員会)のマルコム、クリックG事務局書記のお話を聞くことができた。ここは、放射線が人間及び生物に与える影響力の調査を目的として、140人の科学者が集まる所。専門家の情報を集めてまとめあげるのが仕事。
ここでの話の中で研究は広島、長崎の生存者のデータからすべて放射線影響協会に集めて研究されている。放射線からの防護を目的としているとの事。
続きは後日更新させて頂きます。
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