2011年3月19日土曜日

南相馬市の体育館でお逢いした皆さんの気持ち

昨日は南相馬市の体育館でひとりひとり皆さんの話を聞いてきた。
19日、202日間のバス移動で避難する予定の段取りですが、避難を望まない方が以外と多いのでびっくりしました。なぜか?一番多いのは「身体が不自由」、が一番多く移動することへの不安の方が大きく、次に「要介護の方がいるから」という方が多い。地元を離れたくない人の中には犬やネコがいるからという人達もいた。やはり家族同然のペットを置いていきたくないという思いが強い。一番の問題点は国が避難区域を決めた時にどこまでが強制的でどこまでが任意なのか安全なのかという明確な目安がないことだ。同じ市内でも、同じ町会でも20km圏内と30km圏内に別けられる。中途半端だからどうしていいかわからない。国が全責任を持ってくれるのなら安心して避難できる。しかし、国からの明確な指示は出ていない。国家として国民に対しての責任を果たしていないのではないかという問題点が避難民の心を揺らしている。明確な指示を出せない国や県は何なのかと不安から不満へと変わっている。
ここをしっかり理解して明確な判断をわかりやすく説明をして、次なる行動への指示を出さないと、何もわからない被害地区民は戸惑うばかりである。もう一度、政府に申し入れをしたいと思う。

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