2011年5月3日火曜日

亀岡手記 4月25日〜5月1日




各集会を行いました
422日には、保原の柱沢で集会を開き多くの皆様の質疑に答えてまいりましたが、やはり風評被害と出荷制限の問題が一番の論点になりました。さらに補償はどうなると激しい質問が出ました。国のあまりの無責任さにほとんどの人があきれかえっていたのが印象的でした。
4月23日に行った大森の集会でもやはり同じような質問が飛び交いました。その中で、消防団の方が我々にも言ってくれたらいつでも手伝いに行くぞとの声かけに、うれしくなりました。
又、426日の金谷川の集会でも私の体調の問題で一時間近くも遅れたにもかかわらず、皆さんよく聞いて下さいました。毎日毎日がハードの連続ではありますが、人の機微にふれながら、助けられながらのお手伝いをさせていただいていることに感謝する毎日です。

425日川俣町古川町長と、426日飯舘村菅野村長と話をさせていただき、それからすぐ上京し、4月2728日内閣府、農水省、国交省と、いろいろ要望があったことを実現させる為に活動してまいりました。この話し合いの中で確かに皆さんやる気があり、何でもやってやろうとの意気込みは感じましたが、残念ながら「すぐやってくれ」と言うと、まず東京電力に請求してからとトーンダウンしてしまい、がっかりいたしました。あまりにも同じ態度なので、私も「なぜこんな簡単な事ができないんだ。全部国が立て替えて、国が東電に請求すればいいだろう。」と少しキレてしまいました。あまりにも政府の体制が取れていないことは誰と話してもすぐわかります。あまりにも煮え切らない、決定できない話し合いでは無意味だとがっかりして胃が痛くなってしまいました。残念でなりません。形だけの国なのか、組織の国なのか、人助けも迅速にできないとは悲しい限りです。その後、支援物資をたくさん運んで来て下さった志士経営者倶楽部の皆様の会合に出席して現状を説明し、御礼を述べてきました。多くの方々に激励をいただき帰ってきましたが、あまりイライラしたせいか八子病院に大変お世話になることになってしまいました。八子病院の八子先生兄弟はじめ看護婦の皆様方の優しさに心から感謝する日になってしまいました。

残念なこと
430日、残念な事がありました。これだけ毎日毎日飯舘村に行き、少しでも役に立ちたいと頑張っていても、今日の東電の集会も地元の区長から出てくれと言われて出席したのに、外にいる方から「何もしてない」と言われたのはがっかりしました。さらに出てくる人に次々と「これだれだか知らねべ」と言われがっかりしました。私も少しカチンときて言い返しましたが、「目立たない。だったら一番前で座ってみんなの見えるようにしろ」と言われてがっかりしました。私自身、どんなハードであれ、どんなに時間的に苦しくても少しでも役に立ちたいと、飯館村の為に頑張ってきたのにそんなことを言われたら、やる気が失せてしまいました。与野党とも悪い、みんな悪い、政治家なんか信用しない。気持ちはわかりますが、私の気持ちは大変、大変下がってしまいました。
東電をやり玉にあげるのもわかります。つるし上げて責めるのもわかります。しかし、一生懸命頑張っている人の足まで引っ張ってしまったら、本気でやってくれる人がいなくなります。もしこんな形で責められたら、それが村長さんであったら、大変がっかりするだろうと思いました。足らざる部分は誰にでもあります。その中での真剣さと頑張りは評価した上でダメならダメとすべきだろうとあらためて感じました。私の胃の痛みが増した一日になりました。

いい事!感謝!!
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いい事がありました。まず川俣の古川町長と飯舘村の菅野村長とお約束した仮設住宅のお話が国からすぐ県におりてきて、6月に仮設住宅ができることになりました。住宅局の川本局長、井上審議官に大変お世話になり心から感謝申し上げたいと思います。
さらに茂庭の399号線の通行止めで大変困っている状況の中、菊川道路局長がすぐ動いてくれ、吉崎審議官が行動を起こしてくれて特別に福島市高清水地区の地すべり対策事業として54千万円を計上することができました。これにも感謝です。私が上京して23日ですぐに対応して下さったことに心から感謝したいと思います。多くの困っている国民を助ける力を持っているからこそ「国」なのです。私はあらためて国を統治する力は大切な、大切な日本の根幹の部分であると感じました。地方分権と主権在民の中での国家のあり方がもう一度問われるべき時がきているのだと思います。過去の統計的学問から、近未来への国民主体ではありながら人が判断し運営できる人間力を身につけての人が統治する社会のあり方をさらに勉強していこうと感じている時でもあります。



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