2011年4月3日日曜日

― 風 評 被 害 の こ わ さ!! ―

―  さ!! ―
3月30日
今日は、最初に福島市中央卸売市場に伺った。「はやく市場に来て欲しい」との要請があり行ってみれば何と荷が山積みされていた。
福島と書いてあるだけで送り返されてきたとの事。放射能濃度がまったく問題のない伊達や会津のものまで、福島とかいてある返品されてきた。まさに、風評被害のおそろしさだ。
市場の皆さんは下をむいてがっくりしていた。「何とかして下さい。」と頼まれた。生産者の事を考えれば何とかしなければならない。
 すぐに早大の先輩である株式会社フォーブスの井本一夫会長に相談する。井本会長もすぐに「何とかしましょう。何でも言ってください。」と言って下さった。「それでは、何とか東京で売ることは出来ませんか?」と依頼すると、すぐに東京都にかけあってくださった。有楽町の交通会館前はすぐにOKがでたが、東京国際フォーラムのほうは難しいとの答え。困った時の松本頼みと、すぐに松本文明先生にTELを入れた。さすが松本先生、すぐにOKをとりつけてくれた。さすがだ。
又、市場の中で塚本青果株式会社の佐藤敏雄社長に、避難所からの希望でさっぱりした柑橘類が欲しいと言われたので、グレープフルーツを5箱買うと言ったら、「よし、わかった。」と言ってさらに5箱、「これは私から」と言って10箱にして下さった。 やはり男気があるなぁとあらためて感謝した。○○にばかりこだわる一部の役人とは違うと感じた。
―   ―
相馬市の八幡小学校へ伺った。薬などの物資を持って行ったのだが、ビックリした。
昼は、トルコ料理の料理人が来て美味しいトルコ料理。夜は銀座のシェフが来て作ってくれると言う。避難所のあまったおにぎりを食べている私達にとってはすごくうらやましい話であった。ここは、二人の教頭先生が交代で寝泊りし、先生方全員をリードして避難民を助けてきた。多分、その人間関係で素晴らしい料理が配られているだろうと感心した。
先生方のチームワークのよさに感心させられた避難所であった。
―   ―
「はまなす館ばっかり」「なんで向陽中にはこないの」とクレームがついたので、今日は相馬市立向陽中学校へ300人のカレーの炊き出しにきた。
ここも、たくましい先生方がチームワークよく避難者の皆さんを、しっかりサポートしていた。「何が足りませんか?」と聞いたら「プルーン」とのこと、これもすぐに井本先輩にTELして準備していただいた。
避難所の中の1人1人に様子を聞いて歩くと、皆さんが避難所の素晴らしい対応に感謝していた。
今日は、亀岡が皆さんにカレーを作りますと言ったら、拍手をされ「楽しみにしてます」と言われた。
この日、私は後援者のお通夜にむかう為、カレーが完成したのを見届けて中座した。
  ・・・・・安心して中座したのは?・・・・・・・
今日は、はじめて息子の偉一(よしかず)が炊き出しに参加した。事務所の尾形パパをはじめ菊ちゃんやみんなが偉一をしっかり使ってくれた。それを見て安心して移動したのだ。
後から、炊き出しが終わった時、皆さんにしっかり適切な挨拶をしていたと聞いて安心した。
― 炊き出しの裏方
いつも炊き出しが決まるのは突然である。しかし、結果的に毎日になってしまっている。前日の夜遅く鈴商グリーンの鈴木正志社長に申し訳ないとTELを入れる。いつも一発返事でわかりましたと準備してくれる。皆さんに助けられてのボランティア、まさに感謝の連続である。
― 栃木の子ども達からの便り―
私が相馬に行っている間に姉が栃木の幼稚園の子ども達からの励ましの手紙と物資を持ってきてくれた。それをすぐに相馬の子ども達に届けたら、臨時学級を開いていた教頭先生がすぐに一人一人栃木の園児からですと言って配って下さった。手紙も手渡して下さった。
子ども達の心と心が支援をつないだ一時であった。栃木の園児の皆さんありがとう。
睦美姉さんありがとう。

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